2012年9月9日日曜日

お墓参り。

9月には秋分の日を挟み、
秋のお彼岸がやってきますね。

お彼岸に限らず、
花の駅では日頃から
墓参の花を求めるお客様の割合が
非常に多いです。

正直なところ
この仕事に就くまでは
これほど墓参する人が世の中に
大勢いるとは思いませんでした。

墓参について真摯に考えるようになったのは
この仕事を始めてから、
といってもいいかもしれません。

よく「どんな花を選べばいいのか?」
というようなことを聞かれますが
私は花は故人の方が好きなものだったり
霊園やお寺のルールに反れなければ
(例えば棘ものなど)、
どんな花でもかまわないと思っています。

花よりも
お墓参りをするという行為そのものが
とても大事なのではないでしょうか?

ご先祖様への供養、
そして今自分たちが無事に日々
暮らせていることの報告。
そういった想いを唱え、願うことで
刹那的なことだけでなく
大きな時間の流れの中で自分たちの
存在を認識し、感謝できる。
そんな気がします。

ともすれば
提供する側の私たちの作業も
つい慣れで流しがちになることもありますが
そんなときはいつも、
それぞれのご先祖様と皆さんとが
交わるその節目の花として
失礼のないものを作るよう
心がけています。




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